GKB47 −政府の自殺問題への楽観の問題性−

いつか取り上げるつもりでしたが、
この度の政府(内閣府)の自殺対策が、
非常に問題を含んでいると思う。


先月の「あなたもGKB47宣言」から、
本当に自殺を予防しようとしているのか、
単にパフォーマンスに過ぎないのか、
キャッチ・フレーズを撤回することで、
少しはマシなものかとも思いましたが、
ヤフーのホームページの右上、
一番大きな広告欄に、
AKB48を起用しての自殺対策に乗り出したようです。


昔、テレビ番組でやっていた情報ですが、
ヤフーのこの欄を使用しての広告費は、
5000万円くらいするらしいです。


お金をジャブジャブ使えば自殺が無くなるのであるならば、
もっと他のことにつかってもらいたい。


こんな幼稚な発想で自殺がなくなるなら、
そんな楽なことは無いと思います。


別にAKB自体は悪くないのですが、
自殺予防との関連性がまったく無く、
AKBから自殺予防がまったく結びつかないというか、
AKBを見て死ぬのをやめることが連想しようがない事に思います。


怒りを通り越して、
腰が抜けるような見当違いぶりです(政府の自殺対策が)。


また、
以下に「GKB宣言」の抜粋を記載しますが、
内容も、
他人任せの内容で、
(自殺を考えている人に声をかけたり、見守ったりする・・・という内容)
政府が抜本的に自殺を防ごうとする意志の弱さが感じられる。
精神疾患に対して知識が無い人に、
自殺予防に協力するように促しても、
それは畑違いなので無理難題というもの。


いったい誰がこのような自殺対策をしようとしたのか、
政府の問題意識のズレぶりにおどきました。


今日は関東でも雪が積もりました。
こんな日こそ、
無理をしても何にも捗りません。


ぼちぼちマイペースでいきましょう。


GKB
別名:ゲートキーパーベーシック、GateKeeper Basic

政府が2012年度の自殺対策強化月間のキャッチフレーズとして考案した語。自殺を考えている人のサインに気付き、声を掛けたり見守ったりする人を指す「ゲートキーパー」を基にした頭字語である。

内閣府自殺対策推進室による資料「平成23年度自殺対策強化月間について」では、GKBは次のように説明されている。


gatekeeper basicの頭文字をつなげたものであり、専門性の有無にかかわらず、国民1人ひとりがそれぞれの立場でできることから進んで行動を起こしていくこと、47は47都道府県を始め、国民すべてへの取組の広がりを示しています。


GKBの取り組みは47都道府県に広げていくという意味で「47」が追加され、「GKB47」となり、「あなたもGKB47宣言!」という標語として発表された。

「あなたもGKB47宣言!」の標語は2012年1月23日に発表されたが、約2週間後の2月7日に正式に撤回され、「あなたもゲートキーパー宣言!」へ改められた。


参照サイト
http://www.weblio.jp/content/GKB