〜に命をささげるという過言

よく、
「〜に命をかける」
とか、
「〜に命をささげる」
と、いう表現を見受ける。


明らかに誇張表現で、
そういう表現を目にするたびに気分が悪くなる。


今朝の新聞でも、
「歌に命をささげる」
などと表現されていた。


歌なんかに命を取られても良い、
と、いう意味にも聞える。


正確にいえば、
「歌に人生をかける」
とか、そういう表現になるはずだ。


先日なんか、
海猿』という映画のコマーシャルで、
「人命救助に命をかける・・・」
と、何度もコマーシャルがながれていた。


人命救助で一つ命が助かって、
それと引き換えに救助者自信が死んだら、
なんも綺麗でも格好良くもない。
なんとも本末転倒な奇怪な話だ。


こういった、
「戦争映画」のような古臭い、
特攻の精神なんて、
なにも共感できない。


自分自身が生きることで精いっぱいの昨今、
いや、昔もそうなのだろうが、
自分が在ってこそのボランタリー精神なんだということを、
戦争、原爆を体験した日本の住人、
もしくは当事者として念頭に置かなければならない。


こちらは過ごしやすい陽気だけど、
やることやってぼちぼち。