孤独と非孤独の自殺

愛されも、
憎まれもしない。
独りぼっち。
孤独。


僕の持論も含まれるけど、
人間は、
完全な独りぼっちになってしまうと、
自殺はできない。


だれか一人でも、
自分の死に関心が無ければ、
死ねない。


完全な孤独状態で、
自殺する人の方が少ないと思う。


昨今、
経済的困窮から自殺する人は多いが、
経済困窮の先にある、
路上生活者からの自殺は少ない。
・・・孤立しているからだと思う。


路上生活者は、
時に自分の戸籍も売ってしまう者もいるらしい。
孤立・孤独を助長している。


また、
シベリア鉄道建設の抑留の日記からなども、
抑留初期は自殺者は増えたらしいが、
これは、
自分の「死」に対して、
誰か仲間や家族が関心を持っているケースが多かったからだという。
なので、
抑留が続き、辛い単調な生活が続いて、
自分が孤立すると、
とたんに自殺者は減るらしい。


だけども、
自殺をしないからと言って、
孤独が良いものではない。
また、
自殺を助長してしまうような、
稀薄な人間関係も良いものではない。
どちらも、
現代社会における人間関係、
それの悪い点であり、
今後も自殺者が増える要因だと思う。


このことを、
自分なりに留意しても、
自殺のリスクはあるのだと思う。


ただ、
稀薄な人間関係の自殺に云えることは、
「あなたの死は誰も喜ばないよ」
と、いうこと。


とにかく生きるという単純作業を続けること。
簡単なようで難しいけども、
とても重要なことに思います。


だからこそ、
今日も明日も、
ぼちぼちマイペースでいきましょう。