あなたに云われたくはない
あなたに云われたくはない。
実際の仕事の上司であったりすると、
受け入れるべきときも多いと思うけれども、
そうじゃない人に云われることも多々あろう。
今日の出来事だ。
染めの仕事を終えて、
車での帰路につき、
(僕は閉所恐怖とパニック障害があるので、
特に電車に乗るのが弱いので、車で通勤している)
病院(整体)にいった。
バドミントンでケガをして、
去年、手術したのだけれども、
術後の具合が良くないのに練習をしていて、
逆足の親指を亜脱臼してしまい、
その治療をしに、
整体にしばらく通うことにした。
昨日もその整体に行き、
今日もいったのだが、
塗るタイプの湿布(土塀の土のようなドロドロしたものを布に塗り、
湿布状にして患部にはりつける)
の布キレを忘れてしまい、
今日も布切れ一枚(5センチ×10センチほど)
だけ新たに分けてもらった。
まぁいくらもしない布キレだ。
確かに、
昨日、この布をまた使うから持って来いと云われたが、
洗って干している為に持ってきていないと言ったら、
「云われたことすら出来なかったら、
俺が師匠なら一回でクビにするね」
と、言われた。
その人は、僕が最近弟子入りしたことは知っている。
確かに言われたことを守っていないが、
僕は弟子入りして整体師になる気もないし、
ケガの治療で僕の生活は成り立っていないから、
はっきりいって、
ケガさえ治ればどうでもいい関係であるし、
ケガの治療を中心にして、
日常生活に心血を注いだり、注意を払う暇はない。
染めの仕事で、言われたことができないのであれば問題だが、
染めの仕事も知らない人から、
全く関係の無い事柄で、
僕の師匠が僕をクビにするか否かとかに関連することを、
言われる筋合いはない。
「それは、あなたに云われることではないし、
あなたに云われたくない」
それが正直なところだろう。
その人は、
その整体の病院でずっと院長のようなことをしていたので、
漫然と自分の意見が通らないことだけで、
大げさに人を否定する。
お山の大将をしていると、
いつしか人は、慢心するものだと思うが、
少なくとも僕はそうはならない事だけは確実な事だ。
僕は、僕が嫌だと思うような人にはなれない、
なりたくもない。
僕の目指すというか、
目標にしている今まで出会った尊い人たちは、
そういった人格の持ち主ではない。
トップに立っても慢心せずに、
精進している。
僕は、いつだってそうありたいと思う。
明日も工房。
一日に出来ることは限りがあるけれども、
できる範囲、
できる限りで、
ぼちぼちマイペースでやっていくのだ。