名前も知らない花はきれいだけれど、
花に名前をつけたのは人間で、
人間は勝手に花に名前をつけたのだ。


でも、
花は当然のことながら、
自分の名前など気にすることもなく、
ただ、生きているだけだけれども、
とてもきれいで、
麗らかな存在に思える。


草花のように、
自分の名前など関係なく、
きれいに生きていくことができたら、
どんなにいいだろうか。


そんな風に思えるのは、
近所の森に入ったときや、
自然に触れたときです。


つらいときなどに、
森に入って深呼吸してみると、
なんだかとても落ち着いたりするもので、
人間のもとのすがたは、
森にもあるのだとおもえたりします。


あぁ、
なんにもあせらなくても、
地球の上で時間はすすみ、
自然の摂理の、
単なる一部なのなど気がつかされます。


故に、
ぼちぼちマイペースで、
草花のようにいきれたらいいのだと思いました。