どっちが幸せ? そんなこと誰にもわからない

やらなきゃいけないことなんてない。
正解なんてないって、たとえ話です。


ある富豪がいました。
一代で富を築いて、現役を引退しました。
ある漁師がいました。
職を転々として、蓄えはあまりありません。


ある南の島の酒場でこの二人は出会いました。


富豪は漁師に言いました。
「いやぁ、ここまで来るのに大変だったよ。
苦労したかいがあったなぁ、
老後に南の島でお酒を飲んで楽しく過ごせるなんて、
苦労したかいがあったってもんだよ」


続けて漁師は富豪にいいました。
「いやぁ、僕なんかちゃんとした職にもつけないでその日暮らし、
毎日はそんなに忙しくはなかったけど、
なかなかこの生活には満足していますよ。
苦労して回り道をしていないかい?」


一見、南の島の優雅な生活は、
お金をたくさん稼いだ方が近道のように見えますが、
人生には、優雅とまではいかなくても、
幸せな生活に近づくアプローチの方法はたくさんあるように思います。


何が正解ってことは人生はありませんよね。
生きることにくらべれば、
しなくちゃいけないことなんかないかもしれませんよ。


押しつぶされそうなら、
跳ね返さずに、横にそれて逃げてみてください。


ぼちぼちマイペース、
わが道を行って大丈夫ですよ。