我未だ木鶏たり得ず

「我未だ木鶏たり得ず」
「われ、いまだ、もっけいたりえず」


横綱双葉山の言葉です。


私はまだ木で造られた鶏のように、
穏やかな心では居れなくて、
実際の生きた鶏のように、
頭に血が昇りやすくなってしまい、
心に隙があるかもしれない、
と、
いった意味の言葉だそうです。


横綱双葉山は2年以上負けがなく、
69連勝をして、
その連勝が止まった後で、
立て続けに3連敗してしまい、
この言葉を言ったそうです。


頂点を極めた者でもできる、
心の隙・・・。


だけど、
木で造られた鶏にはなれなくても、
穏やかな心であることは重要で、
やはり、
そういった人間は、
人間として成長していくのだと思う。


誰かを思いやったりする、
そういった、
優しい心が人間を育てるのだと思った。


そのように出来た、
穏やかな人間関係・人間社会は、
日本の伝統らしい相撲を形作っている。
また、
現在の横綱白鵬には、
そういう心が有るように思うし、
とても努力している人だと思う。


本日は、
相撲から学ぶことが多かった気がします。
明日もぼちぼちマイペースで。