過大評価も過小評価もしない人

過大評価をされるということは、
必要以上に期待をされてしまい、
自分の力を発揮することが難しい時があります。


(また、
他人(相手)を過大評価する人は、
その過大評価の対象におべっかを使ったりする人もいて、
おべっかを使う以上、
過大評価をする人は、その過大評価の対象を、
実力で追い越すことが出来なくなる場合があり、
体育会系の人たちに時に見られるように思います。)


逆に、
過小評価をされるということは、
他人を見下すような時で、
過小評価されると、とても嫌な気持ちになります。


故に、
他人(相手)に対して
「過大評価も過小評価もしない」
と、いう態度で接するということは、
他人(相手)に対して、
的確な態度をとっている場合が多く、
その人(評価する人、評価される人)、
の能力を最大限に活かすことが出来るように思います。


僕は昔、
建築事務所で手伝いをしていたことがあります。
そこのボスは、
まさに、その道のプロフェッショナルで、
僭越な表現で恐縮ながら、
すばらしい仕事をしていると思います。


そこのボスは、
下働き(学部生)の僕に意見を求めてくるのです。
「この表現はどう思う?」
「ここ、どうかなぁ?」
と、いった具合です。
逆に、
僕の意見する時も、
真面目に聞いてくれて、
今思うと、感謝のしようが無いくらい、
ありがたいことです。


普通、
建築業界の事務所のボスというのは、
絶対的存在で、
偉そうな人が多いです(実際、その傾向はあると思います)。
ですが、
そのボスは、
どのような他人(相手)の意見をも、
スポンジのように吸い込むことができるし、
常に、吸収する準備が成されているように思います。


ボスは他人に対して、
「過大評価も過小評価もしない人」
でした。


実際、
その事務所に集まってくる人は個性的で、
のびのび才能を活かした素晴らしい人たちが多かったです。


僕は、
いつかボスのような、
「個」の力を伸ばせる人になりたい、
と、思うようになりました。


そのためには、
毎日の積み重ねが大切に思います。
故に、
ぼちぼちマイペースでいきましょう。