悪夢を見る理由

あまり好ましくない夢を見ることがある。


精神医学や精神分析の分野において、
悪夢を見ることについては、
いろいろ議論が在るようだが、
一番納得している意見が、
北山修先生の見解である。


北山先生の悪夢の見解を僕なりに噛み砕くと、
以下のようになる。


つまり、
「幼少期の上手くいかなかったことや、
近い出来事での上手くいかなかったことが、
夢に出てくるという悪夢は、
それらの上手くいかなかった出来事を、
再度考察して、やり直せない事象に対して、
夢の中で再度清算する作業を行い、
そうすることで、
上手く出来なかった出来事を、
自分に納得させている」
のだと云う。


なるほど、
と、思った。
確かにこの考えに基づいて、
悪夢を見ることについて考えると、
非常に納得がいくところも多い。
つまり、
現実世界で自分が納得できなかった出来事や、
現実世界では出来ないような事柄を、
夢の中という仮想の世界で行うこと。
つまり、
現実世界では実行不可能な事柄におけるストレスを、
夢を利用することで、
そのストレスの発散しているのだ。


そうであるならば、
どうしてこんな悪夢をみるのだろうか?
という悩みも解決するかもしれない。


なんであれ、
あんまり悩むことは良くないことだ。
それは、
夢も悪夢もしかり。
深く考えずに、
ぼちぼちマイペースでいきましょう。