休みすぎて死んだ人はいない

「休みすぎて死んだ人はいない」


今、死にたいほど辛い経験をしていて、
挑戦する気力すら出なくて、
二進も三進もいかない人がいらっしゃったら、
思い切って休んでみることも重要なんですよ、
と、いう意味なんでしょう。


本当に死んだ人がいないかは別として、
作家の井上ひさしさんの言葉です。
先日、新聞に載っていました。


とてもよい。
たった数文字の言葉ですが、
こんなにも深い意味が込められている、
俳句より短い13文字の言葉を、
僕は今まで知らなかった。


以前に書いた、
「生きることは、死ぬまでの暇つぶし」
に、考え方は多少似ていますが、
短い言葉で、
優しい意味合いで、
趣が異なります。


何かにとらわれていて、
それが原因で死ぬくらいなら、
全部、めんどうなことおっぽり投げて、
休んじまっても、
死ぬことはないんです。


生きていることなんて、
老衰や病死で死ぬまでの過程の中で、
どーやって楽しいか(むしろ暇をつぶすか)、
どうかってぐらいなものなので、
死ぬほど辛いことが沢山あるなら、
そのことをぜーんぶ、
ほっぽリ投げちゃえばいいんです。


で、自分がやってて一番しっくりきたり、
楽しいことをやればいいんだと思うんです。


考え方を変えるだけで、
こんな世の中でも、
もしかしたら、
新しい生き方ができるようになるかもしれません。


でも、
状況は急には変わりません、
状況が好転するにも時間がかかるかもしれませんので、
ぼちぼちマイペースでいきましょう。