ポジティブ・アプローチを試みる


作品を作っていて、
よく聞かれることがあります。


生む苦しみは大変でしょう。


たしかに大変ですし、
本当にこれでいいのか悩む日々です。


ご意見ごもっとも、
といった感じに思うときがあります。


しかし、
こういうネガティブな気分は、
自分の仕事へのモチベーションを落としてしまいます。



「僕はこれをやる」
と、決めているはずなのに、
弱気の虫が湧いて出てきます。


「僕なんかにできるものか」
「いやでも、決めたことだからやらなきゃ」
「いやいや、できるに決まっているよ」
「でも、この先何年かかるのかなぁ」
とか、そういった具合です。


そういうときに作品を作るのはむずかしいです。
なかなかやる気が起きないので、
関係ないことをしてしまいがちです。


(僕はこういう時、
図鑑や絵本、作品集を見たり、晴れていたら散歩に行ったりします)


ですが、
本当はこういう気持ちになる前に、
もしくは、
ならないようにすることが大切なんだと思います。


ネガティブにならない事前準備といった感じの、
ポジティブ・アプローチの事前準備です。


イライラしない、
ニコニコする、
まわりに当たらない、
まわりに優しくする。


明日の準備をして、
翌日、すぐに作業に取り掛かれるようにする。


ご飯を食べる、
お風呂にはいる、
歯をみがく、
などなど・・・・。


自分がネガティブになってしまいそうなことをさっさと終わらせ、
あとは、
自分がやる気になると気を待つだけです。


そうすると、
僕の場合、すんなり作品を作れます。


朝から晩まで机に座って同じ絵を何回も何回も見て、
変えて、直してを繰り返しますので、
半狂乱状態にもなります。
(基本的には外出する暇もないくらいやっていますので)


つまり、
事前準備ポジティブ思考になりやすい環境を作っておいて、
それでネガティブ思考にならないようにして、
あとは、やる気がでるのを待つばかりで、
たいがいは、すぐにやる気が出るので、
仕事に入る、という感じです。


ネガティブ思考などは、
仕事の質に影響をもたらしてしまいます。


ならば、
うつ病は、ネガティブ思考の宝庫ですから、
こういったネガティブ思考にならない、
自分なりの訓練や環境づくりが大切になります。


僕は自分なりの訓練によって、
器用貧乏から脱却するために、
染に集中して、
英語の勉強(や塾)を今は休むことによって、
自分の生活に根強かった、
ネガティブ思考になる環境を変えました。


純化して、
一番必要なものを残すことにより、
生活の中から、
ネガティブの要素を一つ消し去りました。
(おかげで、仕事がものすごくはかどります)


なんでネガティブになっているかは、
各々、原因がうっすらわかっているはずです。
解決策もなんとなくわかるはずです。
(僕の経験上)


そこを思い切って、
自分の体調を最優先できるように、
ポジティブ・アプローチしていけるようになれば、
体調は安定するんじゃないでしょうか?


すぐに自分の考えを変えたり、
環境は変えられませんが、
こういう環境、考え方もあるんだと、
覚えておくことが大切。


ゆっくり良くなればいいので、
ぼちぼちマイペースですね。