てんかん患者の気づきづらいこと

昨今、
てんかん患者による、
重篤な交通事故や、
その他の事故が多発しており、
社会的な問題になってると云える。


昨日も死傷者が伴う、
てんかん患者による大事故が起こってしまった。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20120413-00000016-jnn-soci


てんかん患者が重篤な事故を起こしてしまう背景には、
てんかん患者が、
てんかんを発症している時に、
全く記憶が無い、
と、いう病気の特性が挙げられる。


つまり、
てんかんが発症して、
周囲の人間に大変な迷惑をかけているのにもかかわらず、
てんかん患者自身は記憶がないものだから、
周囲に迷惑をかけている実感がない。


てんかんが発症したとき、
次に目を覚ますのは医務室か病院のベッドの上なんだから、
自覚がないのも無理はないかもしれない。


しかし、
毎度、周囲に迷惑をかけてしまう症状なのに、
(記憶が無い為に)自分は大丈夫だからと、
(本当は大丈夫ではない。ケガに直結する)
病気を隠したり、放置したりする傾向がある。


これは、
患者責任が大きい。


周囲の人間(家族や医師)の意見を真摯に受け入れない、
患者自体の責任だ。
確かに、
てんかん自体で死にいたるケースは少ないが、
てんかんが原因で、
事故を起こしたりやケガをして死にいたることもあるだろう。



てんかんにおいて、
その患者責任は大きいのだ。
自己管理の元、
周囲の人間(会社、学校)にも自分の状況を説明し、
理解を得た上で、
仕事なり学校に通う必要がある。
(そうすれば、本人も安心して通勤、通学できる)


また、
てんかんには有効な予防薬があるので、
普段、一見元気にみえても、
薬の服用をやめてはいけない。
医師の指示にしたがって、
治療を行うのが完治に近づく方法に思う。


今日も出来ること、出来る範囲で、
ぼちぼちマイペース。