劣等感

劣等感を感じること。


病気になって、
日常生活を送ることができなくなってから、
ほんの数年前まで、
家で寝ていることが多かった。


その時、
例えば、
車が汚れているので、
気分転換に洗車をしようとする。


けれども、
20代の半ばにもなって、
働き盛りの男が平日の昼間っから、
車を洗っているのをご近所さんにみられるのは、
この上ない苦痛であったから、
ご近所さんに会うのは嫌だった。


今でもそうだ。


そうやって、
健常な人と自分を比較して、
劣等感を感じた。


しかし、
確かに今でも劣等感は感じるが、
逆転の発想と云った感じだろうか、
あまり気にしないように心掛けている。


僕は、
一週間に4、5回は朝から夕方過ぎまで、
あるいは朝から晩まで、仕事はできている、
確かに、
ばりばりと仕事ができるほどの、
コンディションにはなっていないが、
ぼちぼちマイペース、
自分の出来る範囲で、
出来ることをやっている。


劣等感を感じるのではなく、
こういう生き方もあって良いんだと、
最近、気が付いたのだ。


人間の個性が十人十色というのであれば、
生活の仕方もまた、
十人十色なのだと思う。


今日も明日も、
できること出来る範囲でやっていけばいいのだと思う。