いつぞやかの状況に似ている


現在の状況、体調が、
いつぞやかに似ている。


病気になった時と似ている。


僕が重いうつ病になったのは、
2006年11月、
その前からストレスのかかる生活だった。


その時は、
公務員試験を受けた後で、
第二志望は合格し、
第一志望は不合格で、
このまま試験を続けるか、
公務員になるかで迷っていた。
同時に、
建築の勉強に行き詰まりと、
先ゆきの見えなさを感じていた。


状況が似ているというのは、
今の状況で置き換えるなら、
「当時の公務員試験を受けている僕が、
今の英語を学び続けている僕」
で、
「当時の建築をどうするか迷っている僕が、
今の染物をどうするか迷っている僕」
に該当する、瓜二つの状況だ。


「公務員試験の勉強を続けることと、
英語の勉強を続けること」
が似ていいて、
「建築とこの先どう付き合っていけばいいのか、
先行きに不安を覚えていたことと、
染物とこの先どうやって付き合っていけばいいのか」
迷っている僕が似ている状況だ。


で、久しぶりに、
今日は作業を控えめにしているのだけれども、
ふと手にした本に面白い表現があった。
杉浦日向子著 江戸アルキ帖 新潮文庫


当時の江戸っ子が人生を表現した言葉で、
「人間一生糞袋と江戸っ子はうそぶく。
人の一生なんて、口からオマンマ食って、
尻から糞を出してるだけのこと。
なんのこたぁない、糞製造機じゃないか」
とのことだ。


まぁ、そこまで割り切って生きれたら、
本当に気が楽なのにな、
と思えた。


さて、
文頭の写真は、
染めの仕事のものを写真掲載して欲しいとの要望が、
少し前にあったので、
最近できあがった帯を掲載します。
(著作等の関係があり、
掲載できるものは限られています。
ご了承ください)


でも、
よく考えたら、
今の状況って僕は結構幸せな方なのかもしれませんね。


今はなかなかそんな気持ちになれませんが、
今日も明日も、
ぼちぼちマイペースでやっていくほかないですね。