社会の病といわれる、うつ病の矛盾点

社会病になってしまっている、
うつ病には、
二面性をもった社会の病だと思う。



一つは、
成果主義
または、
例えば、教員などの公務員に対する、
世論を反映しているように見せかけた、
批判のようなもの。



例えば、
残業などが多い仕事なのに、
給料が減らされていたり、
公務員だからといって、
批判されやすい立場にいるが為に、
過剰に働かされたりしている現状がある。



つまり、
労働者を働かせようようとする、
社会的な雰囲気といえます。



もう一つは、
社会病である、うつ病に代表される精神疾患を、
減らそうとする動きです。



自殺者が毎年のように3万人を超す日本にとって、
少子高齢化、人口減少が進む昨今では、
とても大きな問題です。



つまり、
政府が労働者を守ったり、
時には働くことから身を引かせようとすることもある事を意味します。



この二つの社会的な動きは、
まったく矛盾していて、
逆方向に働いて作用しています。



自殺者を減らしたいのか、
増やしたいのか、
よくわからない社会状況だと言えます。



一人の人間・労働者が沢山働くのが良いとされ、
一人がどれだけの給料で仕事をこなせるかで判断するかのように、
企業や行政はいかに人件費を削るかを考えるような、
現代的な経営のスタイル。



反面、
その結果生まれる、
うつ病の患者とそのケアーの問題。



本当に政府はうつ病の患者を減らす気があるのか、
または、
その気があってもできないのか。



社会病だなんだといって問題意識があっても、
労働・就労の方向性が大きく変わらないことには、
この病気を減らすことと、
自殺者を減らすことは難しいように思う。



自殺者の抱える問題として、
その多くを占めるのがお金の問題です。



お金の問題と労働の問題は密接に関係しています。



このような状況を、
いかに変えていくがが政府の役割ですが、
それを待っているような、
悠長なことはできませんね。



故に、
自分で対策をとっていくことも重要に思います。



月並みですが、
一歩一歩、
ぼちぼちマイペースでいきましょう。