地球の胎動

地球の胎動は、
普段、生活をしている上では、
なかなか感じることはできない。


最近、
季節が大きく、
はやく移ろいでいるので、
都会にいても、
時々、地球の胎動のようなものを感じる。


日曜日には、
首都圏には珍しいほど、
星がたくさん見えていた。


石垣島を思い出すほどに、
たくさんの星が見えた。


そのほかにも、
急激に寒くなったせいで、
睡蓮の鉢の水が氷ったりもしていた。
(それでも金魚は元気に泳いでいた)


海を除いた陸地においても、
人間が住めるような場所は限られている。
ましてや、
現代の生活様式のおくれるような場所は、
数少ないのではないか。


日本の総面積の67パーセントは、
森林で構成されているので、
日本の場合は平野部に集中して住んでいることになる。


平野部ではない、
他の森林や小川では、
僕らの思いもかけないような、
動植物の生活が営まれており、
本当は近場にも地球の胎動を感じられる場所はあるのだと気が付く。


そう考えると、
僕らの悩みなんか、
地球規模で考えると、
もちろんちっぽけなことだし、
むしろ、生活圏半径100キロメートルの内でも、
小さなことかもしれない。


ツンドラの針葉樹林や熱帯雨林で営まれる、
動植物の生活や地球の胎動を感じることを考えると、
自分の悩みなんて、
いろいろ場所での、
いろいろな生物の営みを考えると、
自分はそんなに大きな存在でもない。


ましてや、
宇宙となると、
もはや理解不能だ。


ただし、
この地球に生まれたからには、
自分が主人公なのは変わりがない。


自分の満足いくように、
生きたい。


複雑な人間社会でのみ生まれる、
悩み事など吹き飛ばして、
自分もこの場所で生きていくんだと、
そう思うと、
少し気が楽になる気がする。


どうやって生きようか迷った時は、
自然に触れるのもいいのかも、
と、思ったのでした。


とはいえ、
ぼちぼちマイペース。
自分の背丈で以上はないもので、
できる範囲でやるのが、
良さそうです。