黙って今日の草鞋はく −山頭火ー

俳人というのは、
どうにも理解できない境地の人なのかと思っていたが、
どうすればこの世の中で生きられるか、
もっとも苦悩している人かもしれない。


山頭火の書籍は、
ほとんど読んだことがないけれど、
(ちょっと前まで興味もなかった)
生い立ちをしったり、
どのようなものを書いているかを知ったとき、
とても興味がわいた。


生きるってことの、
無常さを、
諸行の無常さ。


生活の中、自然の中、
自然と人間の両方にあるものの中から、
生きることの苦悩を、
探し求めているように思える。


最近の僕は、
どうにもこころが落ち着かなく、
心を沈めて、
するべきことができない。


こういう時は、
無理に新しいものに挑戦せず、
今までの繰り返しがいいのだと最近気が付いた。


おなじく、
「だまって今日の草鞋はく」

も、こういった繰り返しの世の中になるのであるから、
それに文句をつけずに、
ただひたすらに生きて、
自分のすべきことに従事しろということに思います。


朝起きて、
億劫な日でも、
「だまって今日の草鞋をはく」
ことをしてしまえば、
いやでも一日が始まるのです。


これが、一日の第一歩なんですね。

分かってはいることですが、
そういう日々の繰り返しなんです。
僕らの生活は。


年末までぼちぼちマイペースで。