人に相談している時点で半分は解決している −カウンセリングのキモ−

人に自分の心配事を相談することがあると思います。


この時、
自分の心配事にたいする考え方を他人に説明するために、
分かりやすく理解してもらうために、
しっかりと理論だって(順序だって)、
自分の考え方を構築してから説明します。


この時点の作業で、
自分を取り巻く問題点や心配事を、
自分の言葉にだして(あるいは書いて)
考え、発信することで、
自分の抱えている問題点を整理することができます。


そうすると、
自然と自分がどうしたらいいのか気が付いたりする、
と、思います。


プロのカウンセラー(臨床心理士など)の場合、
そういった問題点を聞き出すのが上手で、
自分で話をさせて(カウンセラーは主に聞き手になる)
それで解決に導く方法がとれる。


僕の経験では、
聞き上手のカウンセラーのほうが、
カウンセリングの効果が高かったように思います。


逆に、
話を聞きはするものの、
「ああしたらいい、こうしたらいい」
と、専門性の高い意見や事例、
あるいは、
実現が難しい意見を推奨してきたりする。
(他人の事例の為、自分に合った事例かどうか判らなくなる)


(特に、自分の意見が多いカウンセラーは良くない場合もある。
つまり、それはカウンセラー自身の意見であって、
自分自身の意見では無い意見のアドバイスにも成りかねないから)


カウンセリングで効果的なのが、
自分の意見をカウンセラーに聞くだけ聞いてもらって、
それで、
長ったらしくなく、
短い意見でどうするかの判断を仰いだほうが気が楽になったりする。


(例えば、イエスかノーだけでもいい。
エス、ノーで迷っている場合で相談する場合、
誰かに自分の意見(イエス、ノー)を、
代弁してもらいたいだけの場合も多かったりする)


また、
別にカウンセラーでなくても、
家族や友達、だれでも構わずに、
自分の意見で声に出したり、
書いたりして相談するのがいいと思う。


人に相談している時点で半分も解決できるなら、
こんな楽なことはありませんね。


とにかく相談してみて、
自分の意見を聞いてもらうことから始めてもいいかもしれません。


ぼちぼちマイペースで。