自信

自信を取り戻す、
と、云う言葉がある。


これがなかなか難しい。


(1)他者からの評価で、
自信を持ったり、


(2)自分自身で自負できることができて、
自信を持ったりする。


最近の僕の場合、
昨年のブラック企業ならぬ、
ブラック工房の勤務の時の、
人格否定のパワハラで、
すっかり自分が悪いと思ってしまっていて、
自信を失っていました。


ただ、
今は自分が悪くなくて、
錯覚が起きてしまっていたことがよくわかる。


だから、
自信が取り戻せた。
それに、
先月24日締め切りの、大きな着物の公募展にも出品できたことが、
大きな自信になった。


この公募展は2年前に見に行って、
「自分もこの舞台で戦ってみたい!」
と、強く思ったので出品するに至った。


まだ結果は出ていなくて、
入選するかどうかはまだわからないので何とも云えないけど、
出品することで、
2年前の自分との約束を果たすことができたので、
あの時の病気で苦しんでいた僕に、
メッセージを送ることが出来たのが、
本当にうれしい。


過去の自分に、
「おい、出したぞ!」
って教えてあげたい。


しかも、
あの時は神奈川でやっていたけど、
今は沖縄でやってるんだぞ、
って笑い話にもなりそう。


あの時の僕と話をしてみたいものだ。


僕は、
病気になって8年になる。


去年は、ブラック工房のせいで、
また入院するかもしれない・・・
と、恐怖にかられていたけど、
今は、わりかし普通の体調だ。


普通とは、
双極性Ⅱ型の傾向が今年は続いていて、
浮き沈みがある。


けど、
それを周囲に悟られないようにすることは出来ていると思う。


別に隠す必要もないけど、
とりわけ言う必要もないし、
言ったことで誤解されるなら、なおさら言う必要もない。


ただ、
「絶対に自殺してやる!」
と、いう症状の悪いうつ病の症状は無くなった。


周りが心配するから、
あまり云いたくないから言わないでいるけど、
少しはコントロールできている気がする。


うつ病で苦しくて、
自殺念慮にかられて、
押しつぶされそうな人に、
教えてあげたいことは。


死ぬくらいなら、
寝て過ごしてもいいんだよ、
と、いうことだ。


病気がひどかった時は、
寝たきり生活が3年以上続いたから、
寝るのはコリゴリで、
それこそ死ぬほど恨めしかった。


でも、
生きるために寝ているんだったら、
それでいいと思う。


それに、
うつ病の回復には、
時間、
休息、
環境(回復するための)
の3つが回復に必要なことであるのだから、
寝たきり生活を恨めしく思う必要もないと思う。


実際、公募展に出品することで、
僕は、今より体調がわるかった2年前の僕との約束を果たしたのだから、
この2年間死なないでよかった。


今すぐにでも死にたい感情をもっていて、
ここに辿りつく人もいると思う。


耐えるのは、
本当にキツイし、
死んだ方が楽に思えるけど、
それでも生きていたら、
些細なことから幸せを感じられるから、
それがいいのだと思う。


こういう時だから感じられる幸せもあると思う。


メンタルクリニックの病院の先生に優しくされたから幸せになったりもした。
元気だったらこんなことも無いので、
こんなのでもいいと思う。


なにも大きなことをする必要はなくて、
自分の手の届く範囲の生活をしていたら、
その中で、細いけど長い幸せが見つかったりします。


生きていきましょう。


何か責められることや、嫌なことがあっても、
ひょいひょい、
と、上手に逃げて、かわして、
そんなのでもいいと思う。


ぼちぼちマイペースで。