勝つ、克つ、そして活

勝負に勝たなくてもいいけど、
己には克ちたい。


「勝つ」
は、争いや競争、試合などの、
相手と比べて勝つようなイメージ。


「克つ」
は、自分自身に勝つこと、
己に負けないこと、
と、いうイメージ。


「勝つ」
は、勝つこと。


「克つ」
は、負けないこと。


どちらも同じような意味だけど、
人生においては、
日々、自分自身で、「常に何かを選択して行動」しているから、
弱い己に「克つ」事の方が重要に思える。


つまり、
例えばテストがあって、
勉強をしなくてはいけないけど、
今日はやる気になれなくてサボりたい。


ここで、
弱い心の自分に負けないでテストの勉強をするという選択をしたら、
「自分に打ち克つ」事であって、
それが本当の意味での勝つことの一種であって、
自分の成長につながることだと思う。


(「常に何かを選択して行動する」とは、
テスト勉強を「サボる」か「勉強するか」の選択をして行動していること)


(例えば、自動販売機で飲み物を買う時も、
「買う」か「買わない」か自分で選択していることになる)


確かに、
何かの争いや競争に勝つことも重要だけど、
それより前に、
もっと重要なことは、
「弱い自分に克って、前に進む事」
だと思う。


そうやって、
弱い自分に「克つ」という選択肢を増やしていくことにより、
「活」=生きる事
を、得ていくのだと思う。


一口に、
「かつ」
と、いう言葉の中でも、
このような意味があることは、
日本語の面白味だったりするのかもしれない。


ぼちぼちマイペースで。


死ぬために人生があるのではなく、
生きる事の為に人生はあるのだけど、
生き急ぐ必要はなく、
なんとなく嫌な事をかわしながら生きたらいいのだと思う。