短いと感じる人も、長いと感じる人も −「あの日」から・・・−

あの日から2年が経過しました。


忘れもしない。
あの出来事。


あの横揺れ、
津波のサイレン、
原子炉建屋、
都市機能のマヒ、大渋滞、
この先のみんなの生活、
被災地、
亡くなった方、行方不明の方、
避難している方、
友人や家族の安否。



僕はこの2年間で、
ずいぶん体調も良くなりましたし、
それに比例して、
生活も大きく変わり始めています。
出来ることが増えました。


気まぐれのように始めたような、
真面目に始めたような、
このブログも丸3年が経とうとしています。


その間に、
色々なコメントもいただきました。


思い起こせば、
通りすがりにコメントを頂いたりして、
いろいろ思い出します。


あの受験生だった人は何をして、元気にしているかな?
元気をもらったという人は、今も元気でしょうか?


ありがたいことに、
僕を励ましてくれた人もいました。


この2年間は、
僕はいろいろな体験ができて、
とても長く感じました。
体調が回復して、考えることや活動することができるようになりました。


2006年の11月に病気になり、
今月で6年と4か月ですが、
こんなに内容のある2年間は無かったかもしれません。
(僕の場合、だいたい2年周期で体調の大幅な改善があったと思います)


「今」の積み重ねで、
ここまで来れたと思います。
(僕はこの2年間を、
自分にとってはいろいろな意味があり、
絶対に忘れません)


病気になって最初の2年間は、
完全に寝たきりだったことを思えば、
とてもここまで良くなるとは想像もできませんでしたし、
良くなるとは思ってもいませんでした。


ですが、
「今」を積み重ねることで、
ここまでできるようになった、
と、いうことは胸を張りたいですし、
うつ病で苦しんでいる人にも、
実際に良くなる人もいる・・・。
と、ポジティブな考え方を与えることができるのでは、
とも、思っています。


「病は気から」と、いいますが、
僕の場合は精神的にネガティブになる病気だったので、
そんな気分にはなれず、
絶対このまま良くならない、
と、信じていました。


でも、
それでも、
「今」を積み重ねてきたことで、
自信とか納得とか、
そういう感情が生まれるようにまでなりました。


逆に、
この2年間を「短い」と感じている人も多いようです。


お話を聞くと、
津波の映像や自分の体験、原子炉建屋が吹き飛んでいる映像などから、
その強い印象から、
それが忘れられないでいて、
「まるで昨日のように感じる」
とか、
「今も被災地、避難している人達のことを思うと過去の事とは思えない」
などの意見がありました。


十人いたら十人の考え、想い、経験などがあると思います。
これを機会に、
自分の置かれている状況に感謝したり、
誰かを想うことを、
今一度考えたりすることができるはずです。



この2年間を、
短いと感じる人もいるでしょう。
逆に、
長いと感じる人もいるでしょう。


「今」この時が「有る」僕らは、
それに感謝をして、
これからも「今」を積み重ねて、
また次の1年間を生きていこうと思うのです。


この先も、
このブログという場所をお借りして、
「生きていく」
と、いうことを考えていきたいと思います。


今の積み重ねで、
未来をつくっていく。


それが僕らにできること。


焦らず、
今の積み重ねで今日と明日のことくらいは頑張ろう、
と、自分に言い聞かせます。


ぼちぼちマイペースで。