地震・震災のこと

短いと感じる人も、長いと感じる人も −「あの日」から・・・−

あの日から2年が経過しました。 忘れもしない。 あの出来事。 あの横揺れ、 津波のサイレン、 原子炉建屋、 都市機能のマヒ、大渋滞、 この先のみんなの生活、 被災地、 亡くなった方、行方不明の方、 避難している方、 友人や家族の安否。 僕はこの2年間…

余震 −自分のしたいことと現実にできることについて−

大きな余震があった。 まるで、 忘れ去られそうな被災地に、 また目を向けてほしいとの叫びのようであった。 今現在、 僕らの生活は震災の前に戻ったといってもいいかもしれない。 なら、 今現在の自分が被災地にできることはなんだろうか。 僕のような仕事…

被災地と僕らの生活

あの地震の日から、 そろそろ2年が経過しようとしている。 本当に、 昨日あったかのような出来事だ。 被災地では、 あの日と何も状況は変わっていない、 厳しい状況が続く。 反面、 東京、神奈川を含めた関東では、 ほとんど震災前と暮らしは変わらない。 …

一年前のブログを読み返して

一年前。 そう、たった一年前だ。 まだ震災の渦中にいる日記を書いていた。 あれから、 そんなに日にちは経っていないのに、 すっかり忘れているような素ぶりの自分が居た。 この一年間、 何を経験して、 何を考えたんだろう。 忙しく生活が変わり、 自分を…

前を向くこと

後ろを向いたら、 きりがない。 震災においても、 人間の人生においても、 常に前を向くことが必要である。 例えば、 僕であれば、 病気になったことを後ろ向きに後悔しても、 前には進めない。 前に進むためには、 前を向いて生きるしかない。 自分の後ろに…

天国と地獄を共有して、その狭間で生きる

この世なんか、 天国だが地獄だか判らない。 なんとも云えない気分で、 毎日を生きている。 天国でも無いし、 どちらかというと、 地獄に近いかもしれない天国、 それが、 現代社会という場所で、 ここで生きていかなくてはならない。 自分に生きる意味を見…

本日の朝日新聞、天声人語より

今年は原発事故の影響で、 作付けできなかった田んぼも多いらしい。 ある農家は、 飛来した燕のために田んぼに水を張ったそうだ。 「田んぼに泥がなきゃ、巣をつくるのはむずかしいんのではないか」 ・・・その農家の話である。 限りなく人間らしい、 もしく…

底から出る、明けない夜は無い、トンネルを抜ける

人生、 どんぞこばっかり経験している気がする。 人それぞれ、いろいろとありますよね。 でも、 厳しい時、 どん底でも、 底があれば、抜けることはないのだから、 上に登れるかもしれない。 眠れない夜だって、 独りぼっちで寂しくても、 夜は勝手に明けて…

までい

までい、 は、東北の方言です。 手間暇惜しまずに、 丁寧に、 心をこめて・・・。 と、いった意味合いがあります。 僕の父は岩手の出身で、 子どもの頃はよく遊びに行きました。 一関市で、 駅弁屋と旅館を親族が経営していますが、 復興の為に、 いろいろ協…

豊かさと勘違いした過剰

昨今の先進国などでは、 モノがあふれている、 と、いうことは度々耳にする。 モノもそうだが、 情報などの非実体のモノもまた、 あふれかえっている。 しかし、 モノがたくさんあることが豊かなのではないと、 今回の震災で改めて感じた。 電気だって、 省…

河井博大 さん

今月の15日に開催された、 日本プロ選手権日清カップで、 河井博大さんが優勝した。 39歳での初優勝だった。 僕はゴルフクラブを握ったことがないが、 優勝インタビューで、 河井さんが言った言葉が忘れられない。 「辞めないでよかった」 絞り出したよ…

有限か無限か

アイデアやデザイン等の分野で、 次から次に考えが浮かんでくる人に、 よくアイデアが無くなりませんね? と、質問するような対談を稀に見かける。 そういったアイデアみたいなものは、 有限ではなく、 やはり、生きている限りは、 無限なのではないかと思う…

アントニオ猪木さん

今日の新聞に、 アントニオ猪木さんのコメントが載っていました。 言葉は体育会系というか、 格闘系で、 語気は強いのですが、 とても良いことを云っていました。自殺してしまった、 なかなか芽の出ないプロレスラーに向けて云った言葉だそうです。 「花が咲…

桜が偉いワケ

桜は、 一年間に二日間、 二回褒められるために、 一年間頑張って生きているんだろう。 満開なのは、 一年でたった二日間ほど・・・。 三日目には散りはじめ、 「もう散っちゃうの?」 なんて、 文句を言われる。 一年でたった二日間、 二回褒められるために…

負けないように

今日は調子が悪い。 久しぶりに幻覚がみえる。 幻聴はない。 でも、負けたくない。 苦しい状況に負けたくない。 病気に打ち勝てなくても、 世間や、 この状況に勝てなくてもいい。 でも、 負けたくない。 自分は弱いから、 勝てないかもしれない。 でも、 負…

被災地に同調し過ぎることの危険性

連日、被災の報道がなされているので、 被災地や被災者感情に同調しすぎて、 日常生活が上手くできない人も多いと思う。 でも、 ある程度の、 割り切りのような感情も必要かもしれない。 別に、 冷たいことを云っているのではなく、 被災地を支援する立場の…

けんかできる幸せ

ずっと震災のことを考えている。 また、 あの孤児になっても、 炊き出しを手伝っていた男の子は元気だろうか、 とかも・・・。 普段するけんかなんか、 とっても些細なことで、 でも、 相手や自分を傷つけたりするけど、 そのけんかもできなくなってしまった…

猫もストレス

家には一匹の小さな猫がいる。 未熟児で生まれ、 食も細いし、 体も強くはない。 臆病な所もあり、 今回の地震の後、 イライラするようになり、 昨日、 ぶどう膜炎という、 目の炎症の所見があった。 ストレスが原因の一つだろう。 動物も、 ストレスを感じ…

雲はいつの間にか動いている

雲をながめていることある。 雲なんてのは、 ずっと見ていても、 なかなか動かなくて、 とても、じれったく思ったりする。 でも、 しばらく目をはなしてしまうと、 雲はいつの間にか遠くに行っている。 災害の復興も、 似たようなところがあるのではないか。…

赦せない人 

石原慎太郎東京都知事を、 僕は赦すことができない。 今、被災地やそれを支援する人たちを、 勇気づけるような文章を書きたいが、 どうしても赦せない。 以前から、 石原慎太郎の症状として、 サイコパスという精神疾患を持っていることは、 確信めいて感じ…

大きくなろう、大きくなれる

僕は、 21歳で重度のうつ病や、 それに付随して、 その他の多くの精神疾患の症状が現れ、 死ぬことを切望し、 生きることをほとんど諦めていた。 たった4年前の話だ。 自分の思考能力が、 病気と、 大量の薬により奪われ、 廃人のような暮らしをしていた…

生き抜きは、息抜き

メールなども文字変換機能で、 「いきぬき」 と、入力すると、 「生き抜き」 と 「息抜き」 と、表示されるそうです。 張り詰めた状態が続きますが、 どこかで、 どうにかして、 少し息抜きをしてみてください。 もし、 晴れているならば、 手を休めて、 空…

総力戦

関東の地でも、 スーパーには食べ物も飲み物もなく、 ガソリンスタンドに油はなく、 電車は不確定にしか動かず、 停電が毎日おこっている。 しかも、 放射能汚染の可能性も完全には否定できず、 原発の現状を注視し続け、 風向きも毎日気になってしまう。 し…

頑張る勇気、頑張らない勇気

何事に対しても、 頑張ることには勇気が必要です。 何かを貫徹するには、 相応の心構えと、 努力が必要に思います。 「コレを最後まで頑張るんだ」 と、いう勇気には、 強い意志がいるんだと思います。 今回の地震災害のことにおいても、 日常生活においても…

生きてさえいればいい

未曽有の大災害になってしまった。 でも、 とにかく、やりきりましょう。 とにかく、乗り切りましょう。 生きよう。 生きてさえいればいい。 精神の病気で辛い人も、 他の疾患の人も、 被災者も、 生きてさいいればいいんです。 今は元気がなくても、 これを…